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膝の痛み症例①

初診時の問診

3年前からの右膝の痛みが主訴。整形外科での処置は溜まった水を抜くの繰り返し。通院の序盤までは、水を抜いて楽になったが、繰り返している内に痛みが減らないようになってきた。注射を打つこと自体が痛いので、他に方法はないかと探していた。5年前は左膝が痛くなっていたが今は大丈夫。慢性的な腰痛もあり、あぐらがかけない。しゃがめない。体を使う仕事なので、しゃがめないことが辛く、痛みが憂鬱になってしまう。

1回目(2024.8.26)

まずは、整形外科検査。パトリックテスト、ラガレーテストで陽性で股関節も悪いことがわかる。ニーアブダクションストレステスト、ドロアーテストは陰性で靭帯の損傷はなさそう。筋力検査で右ハムストシングス内側、右膝窩筋が陽性。L3~L5がLPI。C2~C4がLP。右股関節屈曲、内旋制限。右縫工筋、薄筋に圧痛あり。音叉を使った検査で、体性感覚からの刺激はOK。
右股関節と右膝にアジャストし、この日は終了。
次回を3日以内で推奨

写真は施術前の膝の曲がり具合

2回目(2024.8.29)

実は感じていた慢性的な頭痛が前回以降出ていない。右膝の重だるさ、痛みは少し減っている様子。腰痛も気になってきた。

股関節の屈曲制限、外旋制限があったのでアジャスト。脛骨の外旋をアジャスト。仙骨のRPを呼吸法で調整。神経機能の筋力検査で大腿直筋と内側広筋が陽性。検査で経絡と出たので、小腸のエネルギー治療。MMTが回復。縫工筋に圧痛。膝の内側まで放散痛あり。トリガーポイント療法を行い終了。大幅にしゃがめるようになってきた。次回を3日以内で推奨。

3回目(2024.9.2)

右膝全体が痛くなってきた。右腰(骨盤付近)に痛みが出てきた様子。

検査でフィジカル→軟部組織反応あり。右半腱様筋にトリガーポイントあり調整。関節調整→仙骨反応あり。左仙骨のワブル→吸気で調整。頚椎の2番LPIと4番がLPS調整。軟部組織→大臀筋にトリガーポイントあり調整。来院時に訴えていた、膝の痛み、腰の痛みが消失。体が軽くなったと喜ばれる。

4回目(2024.9.5)

右膝は重だるい感じはあるが、最初から比べると半分くらい良くなってきた様子。以前は階段を降りる時は、カニ歩きのようにして、慎重に一段一段降りなければならなかったが、今は手すりを使えば普通に降りれるようになってきた。右腰(骨盤付近)の痛みはあまり変わらず、前回の夜からまた戻ってきた様子。和のお家なので床で過ごすことが多い。座っているとどうしても重だるくなり、横になってしまう。立つ時には痛みが出てしまうという不安の声をいただきました。

検査でフィジカル→軟部組織反応であり。右外側広筋、腸頸靭帯中央あたりにトリガーポイントあり調整。かなり痛みが出てしまった。次の検査で関節調整→右股関節。パトリックテスト陽性。外転・外旋制限あり。アジャストで痛み消失。膝関節。A→P/L→Mアジャスト。屈伸してもらうとかなり曲がっているのを確認。膝は痛くないが腰が痛いとのこと。検査→アダムスサイン陽性、ベルトテストで減っているがジワっとするといわれるので、陽性なのか微妙。L5,4,2,1で圧痛あり。ハイパーエクステンションはほとんどで陽性。椎間関節の問題もあり。L5,L4のLPIをアジャスト。大臀筋のトリガーポイントも調整し終了。屈曲、しゃがんだ時の腰痛はなくなっている。
次回は3日以内を推奨。

4回目(2024.9.10)

歩くと右膝が浮腫んでいるような、水が溜まっているような感覚があり。屈伸すると膝の外側から膝蓋骨下側に痛みあり。腰痛もあり反ってもらうと腰の骨周辺で痛みがあり。

徒手筋力検査で、外側広筋に陽性反応。起止停止の中央付近に硬結と圧痛あり。右股関節の可動域検査で外旋で陽性、膝関節の可動域検査で、脛骨の外旋、P→Aで陽性。関節の調整を1stチョイス。その後、腰椎の調整。L4が左回線右側屈制限、L3が右回旋左側屈制限、呼吸法でアジャスト。筋肉へのアプローチを2ndチョイス。外側広筋の筋膜リリースとストレイン/カウンターストレイン。圧痛、検査陰性。腰はL2-1の椎間関節障害の検査で陽性。施術後痛みがなくなる。

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